日本のトイレ事情

現在、ほとんどの家庭のトイレでは温水洗浄便座が普及しており、普及率は70%以上を越えています。また、温水洗浄便座は、家庭だけにとどまらず、オフィスビルや商業施設、ホテルや鉄道、そして旅客機にいたるまで設置されており、日本人にとって必需品とまでいえる衛生機器となっており、2012年にその価値が認められ、日本機械学会で「機械遺産」として認定されました。これは、家庭で使用される機械としては初めての快挙でした。

海外の方々からみると日本のトイレは感動を覚えることが多いようです。日本のトイレは世界的にみると格段に綺麗であり、ハイテク化が進んでいるのです。外国人にとってはただ単に用を足すだけのトイレですが、日本人にとってトイレはそれだけではない、他にも別の意味を持っている空間ともいえるのではないでしょうか。トイレの空間づくりに関して3人に1人がトイレの空間づくりこだわっているという調査があります。

特に30歳代以降でこだわる方々が増加しているようです。トイレの空間というのは、外から遮断された唯一のプライベートな空間であり、落ち着く場所だという方々が多いのです。家庭という密室で妻あるいは旦那にグチグチと小言をいわれた場合に逃げる唯一の空間がトイレだという人がいるのではないでしょうか。このようなことが30歳代以降にトイレ空間へのこだわりが強くなる要因のひとつといっても過言ではないでしょう。調査ではトイレ滞在時間も調べており、人生でのトイレ滞在時間はトータル1年間以上にも及ぶという結果がでています。人生で1年以上も滞在するトイレだからこそ快適なトイレ空間を保ちたいものです。